子宮体癌のおりものとは?

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ここでは、「子宮体癌のおりもの」
についてお話します。

 

おりものは月経周期により変化が
見られますが、子宮体癌を発症すると、

 

不正出血や下腹部痛などが
出現するとともにおりものにも
変化が見られます。

 

ではおりものは実際どのように
変化するのでしょうか?

 

そこで、今回は子宮体癌の
おりものについてまとめました。

 

おりものとは

 

おりものとは、子宮頸部、子宮内膜、
膣から分泌される酸性の分泌物です。

 

粘膜を保護したり汚れを排出、
細菌の侵入予防の働きがあります。

 

排卵期になると透明で糸を引く
くらいの粘度の高いおりものが出ます。

 

量もこの時期が一番多く、中には
下着が濡れるという方もいます。

 

また、時折血液が混じることも
ありますが、排卵時出血なので
問題ありません。

 

排卵後はおりものの量が減り、
粘度のある黄白色へ変化します。

 

生理後2〜3日はおりものは
ほとんどなく、その後除々に量が増えます。

 

匂いや量は個人差があり明らかな
異常が無ければ問題ありませんし、
女性ホルモンの分泌が正常である証拠です。

 

量が少ない人は卵胞ホルモンが
少ない可能性がありますが、
特に問題はありません。

 

20〜30代が一番量が多く、
40代から除々に量が減り、

 

閉経後2〜3年後にはおりものが
でなくなります。

 

子宮体癌のおりもの

 

子宮体癌を発症すると、初めの頃は
黄色から褐色のおりものとなります。

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その後肉汁様や血性のおりものへ
変化し症状が進行すると膿性で
悪臭のあるおりものになります。

 

閉経後は不正出血の数週間前から
数ヶ月前におりものが
発生する事もあります。

 

また閉経後出血がある場合は、
1/3の割合で子宮体癌を
疑った方がいいです。

 

子宮体癌は進行し直腸や膀胱に癌が
転移すると、尿や便が子宮内に

 

はみ出るようになり、膣やおりものから
悪臭をするようになります。

 

また高齢者は子宮頸部が開かなく
なるため子宮内におりものや血液が

 

溜まるため下腹部痛や足のむくみ、
排尿困難などの症状が出現します。

 

膿や血液の混じったおりものが増加すると、
ステージ2以降に進行している
可能性があります。

 

子宮体癌のその他の症状

 

子宮体癌は進行すると膀胱や直腸、
リンパ節に転移すると骨や脳などにも

 

転移するため、進行に伴い多くの
症状が出現します。

 

初めは不正出血がほとんどですが、
下腹部や腰の痛み、排尿時痛となり、

 

脳や肺に転移すると呼吸苦や頭痛など
子宮とは関係のない症状が出現します。

 

このように、おりものは量や匂いなどに
個人差があるため、明らかな
異常がないかぎり問題はありません。

 

しかし、閉経後もおりものの中に
血液が混じっていたり不正出血があった

 

場合は子宮体癌の可能性がありますので、
早めに検診を受けてください。

 

特に更年期になると

 

「こういうこともある」

 

と見逃しがちなので、
少しでも出血があって
気になったらすぐに受診してください。

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